半身浴とは何なのか?基本偏


半身浴という言葉を聞いた事はあるけれど、
実際にどのような方法で入浴をするのか分らない。
漢字からして体を半分だけ浸かって入浴するというのは想像できるけど、
実際にはどうするの?という基本的な半身浴方法をご紹介。

半身浴は低い温度で心臓より下にお湯が来る


半身浴で最も大切なのがお湯の温度です。

「高い温度で全身浴をするのが好き!」

短い時間であれば大丈夫なのですが、
全身浴で長時間入ると体に大きな負担となります。

理由は簡単で心臓への水圧です。

お風呂に空気が入った袋を入れてみて下さい。
当然ですが水圧によってぐっと空気が圧縮されます。
更に水圧が高くなれば袋は割れます。

全身浴で入浴した場合、一般的な家庭のお風呂で、
約560kg以上の水圧が体にかかっています。
この状態で長時間の入浴を行なうと心臓は水圧で血圧が上がり、
体温も一気に上がるので更に体への負担は大きくなります。

半身浴はゆっくりと体を温め心臓への水圧を極力少なくする


半身浴は全身浴とは違い、38~41度と体温に近い温度でゆっくりと体を温めます。
そして全身浴とは違い、心臓に水圧がかからないので負担も少なくなります。
体は温まってくるので血圧が全く上がらないという事はないですが、
全身浴とは比べられないほどの負荷です。

温度は季節によって変更します。

春 39℃ 夏38℃ 秋 40℃ 冬 41℃

と季節によって温度を微妙に変化させます。たった1℃ですが、
汗の出方や、老廃物の出方に大きな違いが出てきます。